株式とは、株式会社に対して出資した際の自分の出資持分のことをいいます。
どんな株式会社であっても、最初は、株主(=出資者)が、お金を出し合う(=出資する)ところからスタートします。
その出資したことの見返りとして得られるのがいわゆる「株式」なのです。
こういう意味からいうと、「株式」と「出資」というのは、基本的には同一のものを指すことになります。
このように、法律上は、株式は上のように定義されます。
でも、一般的には「株券」や「証券口座で保有していることになっている株」のことを株式と呼ぶケースも多いと思われます。
株式と出資の違いは、結論から言ってしまうと、下記のように、株式会社に対する出資かどうかによって違ってきます。
- 株式会社に対する出資は株式
- それ以外の組織に対する出資は出資
なぜ、このような違いが生じるのか?それは、株式会社に対する出資と、それ以外の組織に対する出資では考え方に大きな違いがあるからなのです。
いずれにしても、「株式を保有すること」は、「会社に対して出資をすること」なのです。